出典:GANZO
財布(メンズ)などのファッショの小物アイテムは、流行りに応じて安いものを何度も買い替える人も多いですが、耐久性があり末永く使える財布にも注目が集まっています。では、耐久性がある財布とはどのようなものなのでしょうか。今回は財布(メンズ)の耐久性にスポットを当ててご紹介していきます。
耐久性のある素材とは?
ズバリ、「コードバン」と「ブライダルレザー」です!皆さんはこれらのレザーの違いはご存知でしょうか?言葉を聞いたことがある方、初めて聞く方にも、今回は二つの耐久性のあるレザーについてご紹介していきます。
コードバン(馬革)の特徴
コードバン(馬革)とは
コードバンとは「馬革」のことです。馬革の中でも農耕馬の臀部の革のことを指します。大変希少価値の高い素材で、「革のダイヤ」と称されるほどです。
そして、コードバン素材には他の革素材と異なる要素が2つあります。
一つ目は、「一層構造の革素材である」ということです。
一般的に多くの革素材は「二層構造」で、銀面とも呼ばれる薄い表面の「皮層」とその基盤を作り上げている「繊維層」から成っています。
二層構造のうち、この「銀面」が革素材の耐久性に大きく関わっています。銀面は薄い表面層なので、時間の経過とともに基盤となっている繊維層から剥がれてしまうことがあります。
それに比べて、コードバンには銀面がないため、このような剥離が起こらないので、末永く使える財布になるというわけです。
二つ目は、「緻密で方向性の揃った繊維構造」になっているということです。一般的な革素材は、皮繊維が複雑に絡み合っています。ということは、必然的に皮繊維間にすきまが生じやすく低密度と言えます。
これに対して、コードバンは同じ方向に繊維が揃う構造になっていることで、繊維間のすきまが最小限となり、密度が高くなるのです。
ただ、その反面「皮繊維方向が揃っている」ことが弱点となることもあります。コードバンの脂分が抜け、革の乾燥が進んでしまうと人の手でも容易に繊維方向に革を割くことができるようになってしまいます。
この二つの要素を踏まえて考えると、コードバンは繊維方向に対して丈夫ではない革素材でありながら、高い耐久性を有していることがわかりますね。
コードバン(馬革)の魅力
コードバンの魅力は、
★自然で美しい光沢感
→何かをコーティングしているわけではなく、革を磨き上げることによって自然な光沢がでます。
★エイジング(経年変化)の美しさ
→使い続けることによって、深みのある雰囲気になっていきます。
上記の2つではないでしょうか。
コードバン(馬革)のデメリット
コードバンのデメリットは、
▼水分に弱い
▼汗に弱い
▼傷がつきやすい
上記の3つです。
コードバン(馬革)のおすすめメンズ財布
GANZO(ガンゾ)・「CORDOVAN (コードバン) 純札入れ 」
出典:GANZO
GANZOのコードバン純札入れです。GANZOの「コードバン」シリーズは、手間のかかる水染めを施し、オイルフィニッシュを経たコードバンに、ソフトな牛ヌメ革を合わせています。
人気の秘密は、内外素材のコントラストが絶妙な組み合わせとなり、より一層コードバンの自然な光沢を引き立たせていることです。小銭入れが付いていないので、合わせて馬蹄型の小銭入れを持つのもかっこいいですね。
【価格:36,300円(税込)】
GANZO(ガンゾ)・「CORDOVAN (コードバン) 馬蹄小銭入れ 」
出典:GANZO
自動販売機やコンビニなど、一日に何度も手にする小銭入れだからこそいいものを使って経年変化を楽しみたいものですね。耐久性があるので、末永く使ってもらえるプレゼントにもなりますね。
【価格:22,000円(税込)】
ブライドルレザー(牛革)の特徴
ブライドルレザー(牛革)とは
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ブライドルレザーとは、もともと乗馬に使う馬具用に作られた牛革のことです。何度もロウを塗り込むことで繊維を引き締め、耐久性を高めています。これにより、表面にはロウが染み出した「ブルーム」と呼ばれる白い粉がふいているように見ますが、それこそまさにブライドルレザーの特徴と言えるでしょう。このブルームは使い初めによく出てきますので、こまめに拭き取ったり、定期的にレザークリームを塗るようにすると末永く愛用することができます。さらに、普通レザーは水や汗に弱いものが多いですが、ブライドルレザーはロウをしっかりと染み込ませているため、革に水分が浸透しにくいという特徴も備わっています。
ブライドルレザー(牛革)の魅力
ブライドルレザーの魅力は、
★上質な高級感を演出できるのでビジネスシーンにぴったり
★耐久性があるので型崩れを防ぎ、長く使える・エイジング(経年変化)を楽しめる
★職人による丁寧な製造
★傷や汚れに強い
上記の4つです。
ブライドルレザー(牛革)のデメリット
ブライドルレザーのデメリットは、
▼最初のうち(1~3か月)はブルームが気になることも
▼こまめなメンテナンスが必要
▼職人による手作業が多いので、価格がやや高め
▼財布が完成するまでに1~3か月かかるので、入荷を待つ場合もある
上記の4つです
ブライドルレザー(牛革)のメンズ財布
GLENROYAL(グレンロイヤル)・フラップ付き長財布
出典:GLENROYAL
収納力があり、小銭が出し入れしやすいよう、小銭入れ部分の端をあえてカーブをつけた財布です。
【価格:44,000円】
Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)・三つ折り財布
出典:FRAME
外側の半円形フラップがホワイトハウスコックス人気ナンバーワンの三つ折り財布です。
内側にはマチ付きの大型コインケースやカード入れ、またそれ以外にも多目的ポケットが充実していて、見た目以上に収納力があります。男女共有で使用できるラウンディッシュなフォルムもポイントです。
【価格:42,900円(税込)】
まとめ
いかがでしょうか。財布(メンズ)の中でも耐久性の高い素材の財布についてご理解いただけましたでしょうか。ただ強くて壊れないというだけでなく、型崩れを防いだりエイジングを楽しみながら末永く使えることが耐久性の高い財布と言えるでしょう。
日本には耐久性の高い財布が、腕のいい職人によりたくさん製作されています。そんなMADE IN JAPANをお手にしてみてはいかがでしょうか。